【高低差のある外構】特徴・費用を解説│茨城県の事例も紹介

【高低差のある外構】特徴・費用を解説│茨城県の事例も紹介

>駐車場から玄関ポーチの間を芝生と枕木でつなぐ(牛久市)

敷地内に高低差がある場合、土が流出してしまったり雑草除去など日々の手入れが大変になったりと悩みのタネになります。ここで思いつくのは外構工事です。擁壁を立てる、階段を作る、こういった工事を行うことで高低差が解消され、使いやすい庭になります。

本記事では、高低差のある敷地でどんな外構工事を行えるのか、事例とともに紹介します。

具体的には「階段・スロープ・土留め・庭」の4つです。しっかりとした外構工事を行って、快適な庭にしましょう。

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目次
『階段』駐車場から玄関までの段差を解消する
  ポイント:高さ・奥行きは適度に。滑りにくい素材を。
  費用:目安は10万円~
  施工例:おしゃれな色合いの階段
『スロープ』緩やかな勾配で人と車を導く
  ポイント:勾配と仕上げで滑りにくさに対策
  費用:目安は15万円~
  施工例:大きな高低差をスロープで解決
『土留め』土が道路に流出しないよう
  ポイント:土をしっかり囲うこと
  費用:30万円~
  施工例:あえて無機質感を演出したブロック積み
『庭』実用性におしゃれさもプラスして
  ポイント:お手入れが楽になるように
  費用:30万円~
  施工例:高低差を活かして高い位置にデッキを作る
まとめ│高低差のある外構はプロにお任せ


『階段』駐車場から玄関までの段差を解消する

高低差を解消する方法、1つ目は「階段」です。ブロックやコンクリート等でしっかりとした階段を作れば、高低差があっても安定して歩くことができ、快適に段差を踏み越えて行けます。

道路や駐車場から玄関に至るアプローチの一部を階段にする事例が多く見られます。

>関連記事:外構のおしゃれな階段デザイン事例【茨城】|作り方のポイント

ポイント:高さ・奥行きは適度に。滑りにくい素材を。

高低差の解消を目指すべく階段を作る場合は「高さと奥行き」「素材」この2点が大切になります。

一般的には、高さは230mm以下、奥行きは150mm以上を確保することが望ましいとされます。ただし、1段あたりの寸法を過剰に低くしたり広げたりすることはおすすめしません。段差があることに気づかずつまづく、一歩あたりの歩幅が大きくなって歩きにくい。こういった弊害が生じるからです。

素材については、滑りにくさを第一に考えましょう。例えば磨いた御影石は濡れると非常に滑りやすく、階段に使用するには危険です。晴れの日はもちろん、雨の日も滑りにくく、長期間の耐久性がある素材を利用しましょう。

費用:目安は10万円~

階段の施工費用は「10万円~」が相場です。比較的安価なタイルを使用して、1-2m程度の短いアプローチを施工した場合です。天然石を用いたり、施工範囲が広がるほど高額になります。高低差が大きい場合も費用は高額になるでしょう。

施工例:おしゃれな色合いの階段

>勾配を配慮した駐車スペース・お客様と一緒に作った外構(美浦村)

>勾配を配慮した駐車スペース・お客様と一緒に作った外構(美浦村)

美浦村の事例は、ピンコロ石で枠を作り、足で踏む箇所は洗い出し仕上げでおしゃれな階段になっています。植栽や土留めのタイルと一緒に、建物と外構の一体感が素晴らしい事例です。

『スロープ』緩やかな勾配で人と車を導く

道路から住宅までは、生活排水をスムーズに排除するために一定の勾配を設けます。自然と高低差が生まれますが階段を使わずに「スロープ」で解消する場合もあります。スロープを用いることで段差が生じず、車や自転車、車いすなど様々な交通手段で移動ができるようになります。

ポイント:勾配と仕上げで滑り対策を

スロープを設ける場合は「勾配」「滑りにくさ」に注意しましょう。

勾配を急にすると、スロープが行きつく先の平坦部分の面積を増やせます。一方で自転車や車いすが進入しづらかったり、冬季には雪や路面の凍結で移動ができなくなる恐れがあります。このため緩やかな勾配にすることが望まれます。

さらに仕上げ方にも注目しましょう。例として、コンクリートでスロープを作る場合、表面がツルツルになる金ゴテ仕上げや、ザラザラにする刷毛引き仕上げなど、様々な仕上げがあります。雨に濡れたとき、滑りにくい仕上げを意識して選択することで、安全性が高まるでしょう。

>関連記事:おしゃれなコンクリート土間の仕上げ方法|用途とデザインテクニック

費用:目安は15万円~

スロープを作る場合の費用の目安は「15万円~」です。階段に比べて施工面積が大きくなるので、材料費や手間賃が増えて高額になります。作る目的が人だけでなく、車も対象に入る場合は、施工面積がさらに大きくなるので、50万円~を想定しておきましょう。

施工例:大きな高低差をスロープで解決

>勾配を生かした外構(つくば市)

>勾配を生かした外構(つくば市)

つくば市の施工事例は、人の背丈を超える大きな段差をスロープで解消しています。斜面の下部に駐車場を作り、建物まで階段で上がることも考えられますが、日々の買い物や雨の日を思うと、車で上がれるスロープの選択が賢明です。

 

『土留め』土が道路に流出しないよう

高低差解消、3つ目の方法は「土留め」です。

敷地内に高低差がある家に住んでいる人は、雨が降るたびに敷地内の土が流出することにストレスを感じるでしょう。徐々に庭の端から削れることに加えて、流出した土が道路や隣家を汚す場合は、さらに大きなストレスになります。

>関連記事:土の庭をどうにかしたい⇒おしゃれガーデンにするアイデア

ポイント:土をしっかり囲うこと

高低差を土留めで解消する場合のポイントは「しっかり囲うこと」「排水経路を作ること」です。

雨とともに土が流出する原因は敷地内のどこかに、雨が流れていく経路があることです。流出経路を潰して、敷地内から水が逃げ出さないようにすれば土が流れ出ることを防げます。

一方で敷地内に水を留めると、土質によっては水が浸透せずに庭がプールのようになる場合があります。粘土質など、土が水を通さない性質を持つことが明らかなら、暗渠(地中に穴の空いたパイプを通して水の排出を促す)を設けて水を抜くなど、何らかの対策が必要です。

費用:30万円~

土留め工事の費用は「30万円~」です。ただ、土留めは採用する工法や施工する長さで費用が大幅に変わる点に注意が必要です。さらに施工する現場に重機の進入が可能か、現場の真横に運搬用の車が進入できるか、といった諸条件で金額が大幅に変わります。

施工したい範囲や予算上の希望を伝えた上で、工法の案を出してもらいましょう。

施工例:あえて無機質感を演出したブロック積み

>無機質感をイメージした外構(つくば市)

>無機質感をイメージした外構(つくば市)

写真はつくば市の施工事例です。道路と庭の境界に、ブロック積みを設けて段差を解消しています。階段やブロックで土を留めているので、予期しない方向に土が流れ出す心配はありません。

あえて化粧ブロックを使用せずに表情のないブロックを利用しているので、狙い通り無機質な雰囲気を演出できています。どんな外観を目指しているのかを決めて、素材を選択することが大切です。

『庭』実用性におしゃれさもプラスして

最後に紹介する高低差解消の方法は「庭」です。

高低差を単純に解消するだけでなく、花壇にしたりデッキを設けたりして、使い勝手のある庭として整備する方法です。花壇にすれば、高低差を活かして立体的な植栽を実現でき、デッキを設ければ高さがあって視線を感じづらいプライベートな空間が完成します。

邪魔なもの、不要なものと考えずに高低差を利用して外構を考えてみましょう。

ポイント:お手入れが楽になるように

高低差のある敷地を庭に仕上げる場合は「お手入れが楽になるように」意識しましょう。

例えば芝生を張ることを考えます。広々とした平らな場所を手入れするのと、勾配がついている場合とを比べると、芝刈り機も入れられる平らな場所の方が有利です。斜面を設けないように、雑草が生えないように、手入れが楽になる方法を考えながら外構計画を立てて行きましょう。

費用:30万円~

高低差のある場所を庭に仕立てる場合、最低でも「30万円~」ほどの費用が必要です。高さや範囲によって金額は大幅に変わります。さらに庭に仕立てる場合は、花や観葉植物を植えるなら土の改良、家庭菜園として利用する場合は土の入れ替えを行うことが望ましいです。どちらにしても材料費や施工手間がかかるので、単に土留めや階段を作る場合と比べて高額な費用が必要になります。

施工例:高低差を活かして高い位置にデッキを作る

>高低差を活かしたデッキのあるプライベート空間(つくば市)

>高低差を活かしたデッキのあるプライベート空間(つくば市)

つくば市の実例では、道路に近い最下段を花壇に仕立てています。さらに大きく一段上がった場所を主庭として芝を張り、リビングの床高に合わせてデッキを設けました。

1段目は通行人を楽しませ、2段目は子どもが遊ぶ場所として利用、3段目となるデッキはプライベートガーデンとして。さらに洗濯物など日常の家事を行う場としても利用できます。

高低差を解消しながら、実用性やデザインも合わせて求めてみましょう。

>関連記事:『庭のある家』メリット・デメリット・使い方を解説│実例も紹介!

まとめ│高低差のある外構はプロにお任せ

>アンティーク調の外構(つくば市)

>アンティーク調の外構(つくば市)

敷地の中に高低差がある場合に、どんな手段で解消できるのか事例と一緒に解説しました。扱う土の量が多くなり、材料費や手間がかかる分費用は高額になりがちですが、安全性の面からも高低差がある外構はプロに任せることをおすすめします。

なお、それぞれの工種の費用を大まかに紹介しましたが、高低差のある外構は条件やデザインによって費用が大きく変わるので相場を出しづらいところがあります。費用を知りたい人は、近くの外構業者に連絡を取ってみましょう。

 

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