外構は後からするべき?答えは『工種によって変わる』理由を解説

外構は後からするべき?答えは『工種によって変わる』理由を解説

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新築住宅を建築するときの悩みのひとつは「外構を行うタイミング」です。建築前から動き出すべきか、住んでから工事に着手するべきか、迷ってしまいます。

この疑問への回答は「工種による」です。入居前に先に済ませておくべき工種と、入居後にゆっくり考えて決めてよい工種があります。本記事では、それぞれの工種を紹介し、理由を解説しました。

「もっと早く動いておけばよかった」または「外構工事を入居後に行うべきだった」どちらの後悔も防げるようになるので、一読してみてください。

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目次
どのタイミングで外構を行うべき?
  外構が終わってから引っ越し
  住みながら外構工事を依頼してもよい
後からやってもよい工事
  ウッドデッキ
  フェンス
  植栽・庭
先にするべき工事
  アプローチ
  駐車場・カーポート
  インターホン・ポスト
後から外構を行うときの疑問と注意点
  配管との干渉トラブルが起きる
  固定資産税が安くなる?
  住宅ローンが組めない?
まとめ│外構のスケジュールを決めておく


どのタイミングで外構を行うべき?

>可愛らしい雰囲気の玄関前アプローチ(取手市)

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外構のタイミングは「入居前」「入居後」に大別されます。どちらもメリット・デメリット、特徴があるので知っておきましょう。

外構が終わってから引っ越し

まずは「外構が全て終わってから引っ越しをする場合」です。

この場合の特徴は、外構が完成した綺麗な状態で入居できること、そして工事に伴う音や視線を感じずに済むことにあります。

建物の工事が終わっていても、外構が完成していなければ未完成感は否めません。逆に外構工事まで完成している住宅は外観の完成度が高く見えます。

また、コンクリートやタイルなどの仕上げが完了しているので、庭の土や泥が靴に付着することなく、玄関やポーチを汚さずに済むでしょう。

>関連記事:土の庭をどうにかしたい⇒おしゃれガーデンにするアイデア

外構工事が行われているとミキサーや重機の音、排気ガスの匂いが発生してしまったり、工事業者からの視線を感じたりして落ち着かないものです。引っ越し前に外構工事が完成していれば、音や匂い、視線の悩みを感じることはありません。

住みながら外構工事を依頼してもよい

一方で「住みながら外構工事をする」場合はどうでしょうか。

この場合は、外構の構想に時間がかけられる、住んでみて気づけることがあるといった特徴があります。

住みながら外構を検討・工事する場合は「入居前までに」などと時間に制限がないので、気が済むまで外構のデザインや素材について悩むことができます

さらに、住んでみて気づいたことを盛り込んだ工事ができる点もメリットです。家を建てたりリフォームしたあとに「こうしておけばよかった」などと悩むことは多いもの。
例えば住み始めてから、隣家の窓と視線が合うことに気づくことなど。こうした気づきは実際に住み始めてからでないと分かりません。気づいた不満点が外構で解消できる種類のものであれば、外構工事に盛り込んで解消を図れるかもしれません。

>関連記事:【外構をやってない家】どうして?どうなる?│最低限するべき外構も紹介

後からやってもよい工事

外構が終わってから入居、または引っ越しをしてから工事を行う場合の特徴を解説しました。ここからはさらに具体的に、工種毎に「後からするべき・先にするべき」外構を紹介します。

ウッドデッキ

ウッドデッキ

「ウッドデッキ」は後から施工しても問題ありません。ウッドデッキが設置されていなくても、日々の生活に大きな影響が生じないからです。また、ウッドデッキは部材が軽く細いため、重機を使わなくても運搬・組み立てできる点も、後施工で問題ない理由となります。

フェンス

フェンス

「フェンス」もウッドデッキと同様に、あれば嬉しいものですがなくても困らないものです。引越し後に住みながら、どの程度の高さにするべきか、さらに材質や形、隠したい目線などを考えてから設置を依頼しましょう。

植栽・庭

植栽・庭

「植栽」も理由は一緒で、なくても困るものではありません。住みながら徐々に植物を増やし、シンボルツリーを植え、成熟した庭を目指しましょう。

植栽について気をつけるべきは「土の入れ替え」です。元々の土が粘土質など植物の生育に適さない土質の場合、土を丸ごと入れ替えることがあります。引っ越し後に土を入れ替えようとしても、重機やトラックが進入できないかもしれません。土や岩など、重量物がある場合は、先んじて搬入することを検討してください。

先にするべき工事

ここからは「先にしておくべき」工事を紹介します。「後でしよう」と考えると後悔につながる恐れがあるので、心に留めておきましょう。

アプローチ

アプローチ

先にするべき工事、1つ目は「アプローチ」です。

道路、または駐車場から玄関に向かうアプローチは、先に外構工事を行うことが望ましいです。理由は、道路から玄関の間には多くの場合段差があり、土のままだと滑って転ぶ可能性があるからです。加えて外観にも大きく影響します。来客のあったとき、しっかり整備された外構と土のままの外構、どちらが好ましく思われるかは明白です。

駐車場・カーポート

駐車場・カーポート

「駐車場」もアプローチと同様に実用性の面で、先に工事することをおすすめします。土のままの駐車場は車が汚れ、玄関が汚れ、不要な手間を要します。

また、後で駐車場を作ろうと思っても、駐車場のコンクリートが固まり切るまでの間は車を他の場所に仮置きする必要もあります。

こうした点から、駐車場は先に作っておくのがおすすめです。
「カーポート」も駐車場と関連して、先に作るべき構造物です。カーポートは地面の下に柱を支えるコンクリートを施工します。先に駐車場だけを作ってしまうと、柱を立てるためにせっかく作った駐車場を剥がす必要が生じるかもしれません。

インターホン・ポスト

インターホン・ポスト

最後に「門柱・インターホン・ポスト」です。

引っ越しをしてからインターホンがなければ、来客が来たことも分かりません。ポストも同様で、郵便を受け取る場所が必要です。

ただし、どちらも仮設で対応できるので、引っ越してきたばかりのときは仮設で過ごし、好みのインターホン・ポストができてから変更してもよいでしょう。

後から外構を行うときの疑問と注意点

最後に、外構工事を後から行うときに生じやすい疑問や注意点を解説します。

配管との干渉トラブルが起きる

最初は注意点です。「配管とのトラブルが起こる」可能性があるので、設計段階から注意が必要です。建物の周囲には、給水・排水用の配管、外構用の電気配管、ガス管など様々な設備が埋設されています。外構工事を行う段階になって掘削しようとしたとき、配管が支障になって掘削できない場合があります。

カーポート

たとえばカーポートを立てるとき、柱を支える基礎を埋める予定の場所に水道管が通っていれば、カーポートの位置をずらさざるを得ません。

こういった問題が起こるかもしれないので、外構は建物の設計段階から考えて「この場所には何も埋設しないように」とハウスメーカー側に依頼しておきましょう。

>関連記事:外構でよくある失敗6選│後悔を防ぐために知りたい対策も紹介

固定資産税が安くなる?

「外構工事は後にした方が固定資産税が安くなる」こう聞いたことがある人もいるでしょう。実は、駐車場やカーポート、庭、倉庫といったものは、いくら豪華にしても、逆に質素にしても「固定資産税の多寡には関係ありません」

固定資産税の対象となるものの条件には「屋根があり、三方が壁で覆われている」「地面に固定されている」「居住・作業・貯蔵等できる状態」これら3つの条件を満たしたものが外用します。

このため、前述した駐車場を始めとする外構工事は、固定資産税の対象外となるため、先に工事をしても、後回しにしても固定資産税は変わりません

ただし、アンカーボルトで固定された倉庫や建物に隣接するサンルームなど、自治体によって判断が分かれるものもあるので、気になる点はお住まいの自治体に確認することをおすすめします。

>参考:家屋評価の対象範囲について(PDFファイル)

住宅ローンが組めない?

「外構費用を住宅ローンに組み込めない場合があるの?」という疑問もよく聞かれます。一般的にこの認識は正しく「別工事となった外構工事は住宅ローンに組み込めません」

ただし、ハウスメーカー・工務店に外構工事を含めた形で見積もりをお願いすれば、住宅ローンの中に組み込むことができる場合があります。詳しくは、ローンを取り扱う金融機関に確認が必要です。

まとめ│外構のスケジュールを決めておく

>プライベート空間のあるお庭

>プライベート空間のあるお庭

「外構工事を後から行うべきか、入居後に行うべきか」という疑問について解説しました。どちらで行っても問題はありませんが、後回しにすることで、外構費用が上がってしまう場合がある点には注意が必要です。

入居前にするか、入居後にするか、判断がつかない場合は早めに外構業者に相談しましょう。経験に基づいて、あなたの家や敷地に合った外構計画を提案してくれます。

もし、外構を検討しているのが茨城県南、または千葉県北部なら、エクステリア専門店のミモザガーデンへ相談してみませんか?
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