シンボルツリーの後悔を防ぐチェックポイント|代わりになるアイデア事例も

ココスヤシのシンボルツリー

外観に彩りを与えてくれるシンボルツリーを植えるお住まいは多いですが、よく検討せず選んで後悔したという声も少なくありません。

今回は、一戸建てのシンボルツリーでよくある後悔しやすいポイントについて詳しく解説します。

シンボルツリー以外でおすすめのデザインアイデアも紹介しますので、代わりを探している方もぜひチェックしてみて下さい。

 


目次
シンボルツリー=生き物という前提で考えましょう
シンボルツリーの後悔を防ぐチェックポイント
シンボルツリーの代わりになるアイデア


 

 

シンボルツリー=生き物という前提で考えましょう

玄関前のソヨゴ

木は生き物ですから、全く手が掛からないシンボルツリーはありません。建築パーツのような感覚で気軽に植えると後悔する可能性が高いです。

成長が遅く病気になりにくい種類はありますが、それでも放置して良いわけではありません。

シンボルツリーを選ぶ際はまず、家族の一員のような気持ちで愛情を持って接することができるかを基準に考えてみてください。

きちんとお手入れすることができれば、シンボルツリーは住まいに活き活きとした印象を与え、ワンランク上の外観に見せてくれます。逆に木のお手入れに時間をかけたくない方は、ほかの方法でナチュラル感をプラスする方法もあります。

この後紹介するチェックポイントを確認しながら、シンボルツリーを植えるかどうか判断してみてください。

 

シンボルツリーの後悔を防ぐチェックポイント

シンボルツリー選びによる後悔につながりやすいポイントをしっかりチェックしましょう。

植えるべきかどうか?という判断基準としても役立ててみてください。

 

成長が早い木ではないか?

シマトネリコをシンボルツリーにした玄関アプローチ

シンボルツリーは種類によって成長スピードが違い、早く育つ木は剪定の手間がかかるので後悔するケースが多いです。

庭木として人気が高いシマトネリコ・オリーブなどは成長が早く、マメに剪定しないとすぐ手が届かない高さになってしまいます。

樹形をキープするのも意外と難しく、見た目が悪くなって結局抜いてしまうケースも・・・。

シンボルツリーを選ぶ際は成長スピードと剪定の時期や方法をしっかり調査し、維持管理できるか検討してください。

 

落葉の時期や量は?

花壇の中に建つシンボルツリー

樹木は一年中葉っぱが付いている「常緑樹」、時期によって葉っぱが枯れ落ちる「落葉樹」に大きく分けられます。

落葉樹は季節の変化を感じられる一方、葉が落ちる時期は毎日掃き掃除する手間がかかり後悔の原因になることが多いです。

特に大きなシンボルツリーの落葉は広がることもあり、ご近所への迷惑が気になったりトラブルに発展したりするケースも・・・。

シンボルツリーは落ち葉がどれくらい出るのか想定し、植える位置や大きさ・種類を考えましょう。

 

害虫が付きやすくないか?

シンボルツリーと下草の組み合わせ

シンボルツリーに毛虫や青虫などの害虫が発生してしまうと、虫が苦手な方にとってはかなり大きな後悔の原因になります。

ヒメシャラやサクラなどに発生しやすいチャドクガは毒毛を飛ばす習性があり、敏感肌の方はつらいかぶれに悩まされることもあります。

虫を完全に防ぐのは難しいですが、苦手な方はミモザ・オリーブなど比較的害虫が付きにくい木を選ぶのがおすすめです。

虫発生リスクをなるべく下げたい方は、後述するほかのデザインを採り入れてシンボルツリーを植えない選択肢も検討しましょう。

 

自分でメンテナンスできるか?

植栽の多い庭

冒頭でもお伝えしたように木は必ずお手入れが必要ですから、自分で維持管理できるかという点もしっかりチェックしてください。

主なメンテナンスは定期的な剪定になりますが、キレイな樹形に仕上げるのは意外と難しいです。枝は無料で回収してくれる自治体がほとんどですが、量が多いと有料になるケースもあります。

自分でやり切れない剪定や害虫防止の消毒などは、プロに依頼する場合の費用も想定しておくと良いでしょう。

自分でやる場合とプロに依頼する場合、両方想定して後悔を防ぎましょう。

 

建物や外構とマッチするか?

西海岸スタイルの建物に合わせたヤシの木

一口にシンボルツリーと言っても和洋さまざまな種類があり、建物・外構に合わせて選ぶことが大切です。

人気の木をなんとなく選んでしまうと、いざ成長してから違和感が出てきてしまうケースも・・・。

成長すると樹形が大きく変わるシンボルツリーもあるので、植物図鑑などをチェックするのもおすすめです。

 

隣に迷惑が掛からないか?

フェンス際に植えたシンボルツリー

庭木の枝がフェンスを越えて侵入しトラブルに発展するケースは非常に多く、民法234条でもルールが定められているほどです。

特に境界線近くにシンボルツリーを植える際は、木の成長やメンテナンスができるかをしっかり検討しましょう。

落ち葉が迷惑になるケースもありますし、位置が近いとお隣に入らないと剪定できない可能性もあります。

落ち葉・虫・日当たりなど、実際に植えてみないと分からないことも多いですが、なるべくリアルにシミュレーションしてみてください。

 

量が多すぎないか?

複数のシンボルツリーを植えた玄関

自然が好きだからとたくさん木を植えすぎてしまい、数年後ジャングル状態になって手入れが追い付かないのも良くある後悔パターンです。

1本ならお手入れしやすい木でも複数となるとハードルは高くなります。

プロに剪定を依頼する場合も本数が多いと費用が増えますし、ご自身で取り組む場合も時間と労力は倍増していくワケです。

シンボルツリーは見た目的にも、彩りを添えるくらいがちょうど良いです。成長も予測して「少し寂しいかな?」と感じる本数にしておきましょう。

 

シンボルツリーの代わりになるアイデア

シンボルツリーを植えず、住まいに自然を採り入れることができるアイデアをご紹介します。

 

芝生

シンボルツリーの代わりに芝生を植えた庭

芝生はさまざまなテイストと相性が良く、面積も調整できるので採り入れやすい外構アイデアです。あざやかなグリーンは住まいの彩りとなり、アメリカでは緑の芝生が一つのステータスになることも。

天然芝はお手入れが必要ですが、最近はお手入れ不要でリアルな質感の人工芝も増えています。

メンテナンス手間をかけずグリーンを採り入れたい方におすすめ♪

 

枕木

階段と門柱に枕木を使った外構

ナチュラルテイストやヨーロッパ風ガーデンと相性が良い枕木も、外構に自然をプラスできるデザインアイデア。

枕木は階段・門柱・フェンスなど使える場所が多く、統一感のある外構デザインを作りやすいです。

天然木のほかFRPやコンクリート製の擬木もあり、お手入れ不要でリアルなナチュラル感を採り入れることもできます。

可愛い系・ビンテージ系のエクステリアデザインが好きな方は、ぜひ枕木を上手に取り入れてみてください。

 

花壇

門柱前の小さな花壇

「大きな木は植えたくないけど本物の自然は入れたい」という方は、コンパクトな花壇を作るのがおすすめです。

お花や小さな下草なら季節に合わせて植え替えることもできますし、落ち葉掃除や剪定の手間も大きな負担にはならないでしょう。

将来的に何も植えなくなったとしても、ガーデンライトやキレイな砂利などでおしゃれなスペースにも変身できます♪

 

まとめ

シンボルツリーは後悔の原因になることもありますが、しっかりポイントを押さえて選べば住まいを魅力的に彩ってくれます。

今回ご紹介したポイントをしっかり検討して、植えるべきかどうか判断してみてください。

木は実際に植えてみないと分からない部分もありますから、お近くに専門家が居れば話を聞いてみるのもおすすめです。

 

ミモザガーデンの外観

茨城県の外構のことなら、エクステリア専門店のミモザガーデンにぜひご相談ください。

専門店として多くのお庭造りをお手伝いして培ったノウハウを活かし、後悔しないシンボルツリー選び、外構づくりをサポートします。

【Point/当社のこだわり】

 

「ここに植えるならどんな木が良い?」「うちに似合うシンボルツリーや外構を教えて」など、どんなご質問もお気軽にどうぞ。

牛久市のショーガーデンでは、実際のデザインや建材、本物のシンボルツリーもご覧いただけます。

ミモザガーデンのショーガーデン

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