10坪の庭ってどれくらい?│広さ感覚や活用方法・費用目安を解説!

 

豊かな使い方をするお庭の事例

豊かな使い方をするお庭の事例

「お庭が10坪」と聞いて”広い”と感じるか”狭い”と感じるかは人それぞれでしょう。
気になるのは、10坪の庭を手に入れたとして「一体何ができるか?」ということ。

 

本記事では10坪の庭について、以下の事柄を紹介します。

  • どれくらいの広さなのか、広さの目安
  • おすすめの活用方法
  • 10坪の広さを前提として「仕上げ」を考える
  • 「仕上げ」に対してどれくらいの費用がかかるのか

家を建てるとき、意外と庭のことまでは考えないものです。
この記事を読んだことをきっかけに、庭で何をして、どの程度の予算をかけるのか、考えてみましょう。

 


目次
10坪の庭はどれくらいの広さ?
【10坪の庭】おすすめの仕上げ方法・費用の目安
まとめ│ちょうどいい10坪のお庭


 

10坪の庭はどれくらいの広さ?

最初に、10坪の庭の広さ感覚をつかんでみましょう。
1坪は約3.3m2なので、10坪はおよそ「33m2」の広さです。

この広さを分かりやすくするため、車で例えてみましょう。
人気の高い、ホンダフリードを例にすると車体の面積は7.2m2ほど。
33m2にフリードは4台と半分くらい収まる大きさになります。

10坪の広さを示す図

ここで注意して欲しいのは10坪の「配置と形状」です。
10坪が家の周囲全てを合計したものなら、通路部分や玄関前を含むことになるので、活用できる面積は小さくなってしまうでしょう。

本記事では、アプローチや通路部分を含まず、利用できる面積が10坪だと仮定して解説していきます。

【10坪の庭】おすすめの活用方法

10坪の庭の広さ感覚をつかんだところで、一体どんな利用方法が考えられるのか、具体例を紹介します。

ガーデニングや家庭菜園を楽しむ

庭の活用方法の代表は「ガーデニングや家庭菜園」です。
10坪の広さがあれば、十分な広さを確保して園芸を行えるでしょう。

注意すべきは木を植える場合です。
樹種の選定を誤ると、木が手を付けられないくらい大きくなる場合も。

10坪の庭に木を植えてみると

図では木の幅が4mの場合を表示していますが、それでも家や隣家に届きそうな勢いです。

枝張り(木の横幅)が4mを超える種類も多くあるので、庭の奥行きや幅に注意して木を選びましょう
不安を感じる場合は、木の扱いに長けた業者への依頼がおすすめです。

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バーベキューや食事スペースとして

お庭で「バーベキューや食事」を楽しむのもよいでしょう。
広々とした屋外で食事を楽しめるのも、庭のある一戸建てならではの特権です。

10坪の土地で食事をする事例

一般的な4人用(90cm×70cm)のテーブルにベンチを2つ、バーベキュー用のコンロを横に置いてみました。

植栽があっても、余裕をもって食事を楽しめそうですね。

プールを出して夏を乗り切る

お子さんのいる家庭では「プール」を出して涼を楽しむ場面もあるでしょう。

10坪の庭にプールを置くと

図は2.5m×1.5mと比較的大型のプールを置いています。
植栽・バーベキューをしている横に置いても、十分に余裕がもてそうです。

予備の駐車場として利用する

ご両親や友人が来訪した時のため「予備の駐車場」としての利用も考えられます。

10坪の庭に駐車してみた事例

図は小型のミニバンのサイズを想定していますが、10坪の庭があれば予備の駐車場として十分機能しそうです。

駐車場として利用する場合は、タイヤが踏みつける部分だけ枕木にするなど、踏圧への対策が必要になるので、業者との協議が必要です。

自転車を停めるスペースとして

子どもが成長すると「自転車用のスペース」が必要になります。

そのときに置き場所を考えると、窮屈な場所に駐車することになりかねません。
庭の計画を立てるときに、一緒に考えておくとよいでしょう。

なお、自転車は2m×60cmほどの大きさなので、必要な大きさのイメージは以下のとおりです。

10坪の庭に自転車を置いた例

【10坪の庭】おすすめの仕上げ方法・費用の目安

お庭を楽しむために、土のままの庭から手入れされた庭へとひと手間加えてみましょう。
どんな仕上げの方法が考えられて、10坪の場合どれくらいの費用がかかるのか、確認します。

なお、実際の費用は現場の条件や選択する材料によって大きく異なります。
あくまで費用の目安として考えて、詳細な予算は見積もりを依頼してから決めましょう。

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美しい緑を楽しむ「天然芝」

お庭といえば、最初に思い浮かぶのが「天然の芝」です。
青々とした涼し気な見た目に、踏み心地柔らかな感触。どんな用途にも適した天然芝は10坪の庭にもマッチします。

緑の美しい天然芝の庭

緑の美しい天然芝の庭

芝生はお手入れが大変といわれます。
それは真実で、広い面積の芝生を綺麗に手入れするのは一定の時間とお金がかかります。
一方で10坪の庭なら、手動の草刈り機で楽にお手入れでき、メンテナンスにも費用をかけずに楽しむことができるでしょう。

天然芝は、芝生本体+工賃で8,000円/m2ほどが相場なので、10坪33m2全体に芝生を張ると25万円~くらいの費用がかかります。

お手入れが楽な「人工芝」

日々のお手入れが不要で、手軽に庭づくりができるのは「人工芝」です。

近年は、天然の芝生に近い風合いを持つ人工芝もあります。
人工物である以上、劣化は避けられないので、数年~十数年に一度は張り替えが必要になる点は認識しましょう。

お手入れの楽な人工芝のお庭

お手入れの楽な人工芝のお庭

意外に思うかもしれませんが、人工芝は天然の芝生より、一般的には初期設置費用が高くなります。
材料費と施工費を合わせると10,000円/m2ほどが相場になり、10坪33m2に敷き詰めると330,000円ほどに。

ただし一度設置すると、次の張替えまでほぼノーメンテナンスなので、天然芝よりメンテナンスコストは安くできるでしょう。

自然な風合いを楽しむ「砂利敷」

自然な風合いを楽しむことができる「砂利敷」もおすすめです。

砂利を敷くと踏んだときに足音がするので、他の仕上げに比べて防犯性能が高くなります。
一方で、砂利は踏むと動いてしまうので、バーベキューやプールなど庭で活動をするときの妨げになる場合も。

庭の利用目的を定めたうえで、部分的に施工する方法もひとつの手です。

砂利を敷き込んだおしゃれなアプローチ

砂利を敷き込んだおしゃれなアプローチ

砂利敷きの費用相場は3,000~10,000円ほど。10坪33m2に敷きならすと99,000円~330,000円です。

相場に開きがあるのは、選択する砂利の種類によって価格が違うからです。
工事でも使われる砕石を用いれば安価に済みますし、粒の大きさや色にこだわると青天井に値段が高くなります。
このため、実際に見積もりを行うまで費用を答えにくい仕上げでもあります。

費用を抑えて「真砂土」

学校のグラウンドのように、黄土色の砂を敷き詰めて転圧する「真砂土」仕上げもおすすめです。
自然な風合いを出しつつ、雑草の進入も一定度は防いでくれるので、見た目と実用性のバランスに優れた仕上げといえるでしょう。

1点だけ、保水性が高いため水はけの悪い庭の場合は、コケの発生や植物の生育不良に悩まされるかも。
使い所を、整備する業者と話し合いう必要があります。

自然な風合いを見せる真砂土仕上げ

自然な風合いを見せる真砂土仕上げ

真砂土を敷き詰める場合の費用は、5,000円/m2ほどになるでしょう。
10坪3.3m2に敷きならすと165,000円ほどが目安です。

今回紹介する仕上げの中では、比較的安価な部類に入ります。

高級感漂う「レンガ・タイル」

「レンガやタイル」といった、人工の石材を使用する方法です。

どちらも使用することで高級感あふれる庭づくりができるでしょう。
お手入れの頻度も低く、庭を利用するときも使いやすい万能選手といえます。

アプローチを彩るタイル仕上げ

アプローチを彩るタイル仕上げ

課題は施工費用の高さです。

15,000~30,000円/m2と砂利敷きと同様に幅があります。10坪33m2だと単純計算で495,000~990,000円かそれ以上

ホームセンターで販売されている安価なレンガを用いれば安く、こだわった柄のついたタイルを使用すればどこまでも高くなります。
また、施工後に凹凸が生じるのを防ぐため、慎重に下地を作ることが求められます。
職人さんの手間も大きくなるので、施工費用も高額になりがちです。

実用性を考えて「コンクリート」

最後に紹介するのは「コンクリート」です。

清潔感のある白いコンクリートの駐車場

清潔感のある白いコンクリートの駐車場

コンクリートは一度施工するとノーメンテナンスで利用できて雑草も生えないので、お手入れが楽な素材です。
庭で活動するときも、道具に砂がつきにくく使い勝手に優れます。

デメリットは日差しの強い夏の照り返しと、無機質になりがちなこと。
ただし、照り返しが気にならない場所に施工したり、デザインに工夫を加えることで解消は可能です。

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費用の相場はおよそ10,000円/m2ほど。10坪33m2だと330,000円が目安。

高いと感じる人もいると思いますが、再施工するまでの期間が他の素材より長いこと、普段のメンテナンスがほぼ不要なことを考えると、費用対効果は高い仕上げ方法といえるでしょう。

まとめ│ちょうどいい10坪のお庭

10坪の庭について、広さや活用方法、仕上げの解説を行いました。

「10坪」と聞くと狭く感じるかもしれません。
しかし、解説したように様々な目的で利用するのに最適な”ちょうどいい”広さです。

広すぎず狭すぎず、適度な広さのお庭を楽しんでみましょう。

 

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